対決。

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「スーパーマンVSバットマン」 2016年 アメリカ 監督 ザック・スナイダー

日本で言うなら仮面ライダーウルトラマン、悟空対ルフィなどに匹敵するか。

現実世界では、パッキャオVSメイウェザー井上尚弥VSロマゴン。

作品的にはヤバイ香りはしつつも、手を出さない訳にはいかない。

だって男の子だもん。手が出ちゃう。

といった感じで観てみたのだけど、思ったとおりではなかった。というのとは、ちょっと違って、期待通りではなかったというのが正しいか。

いま旬の女優が、大胆な濡れ場を披露する。なんて煽り文句に踊らされて観てみたら全然大したことのない見えるか見えないかのしょうもないラブシーンを延々見せられたときのような。期待を激しくはないが、それなりに裏切られたときのような。例えがクソで悲しくなるが、隔靴掻痒。そんなような感じがした。

しかし、やることに意義がある。

スーパースター同士の対戦は往々にして凡戦になることが多い。

実力が拮抗し相手の良さをお互いに打ち消し合い、警戒心も強く持ち、いつものようには戦えない。

それでも見たい。どちらが強いのか。

井上VSロマゴン、今年中に実現するだろうか。

実現すれば、母ちゃんを質に入れても見に行く。あっ、一昨年離婚して母ちゃんいないんだった。などという自虐もそろそろ痛々しくなく言えるというのも、今それなりに楽しくやってるからだろう。

過去は変えられないが、過去が持つ意味は変えられる。

あのことがあったから今がある。肯定的に過去をとらえられるのは、今いい時間を過ごしているから。

過去を引き摺り、いつまでもそこにいい意味を付与できずにいる人は、あの時ああしていれば、あの時あいつと出会わなければ、あの時もう少し頑張っていれば、などと悔恨にまみれて生きていく。僕は阿呆だから、過去をいつまでも覚えてはいられない。それ故にそういった状況には陥りたくても陥れないだけの話だけど。

過去を肯定的に見、未来に希望を抱く。どちらも今を良く生きなければ出来ないこと。

結局どこまでも人間に与えられているのは、今だけ。

・・何の話だろうね。

不一。