勇気?

今いるブラックな会社は、労基法などに照らし合わせればそれはそれは守れているところを探す方が困難なくらい。それを直す気もないところに腹が立つ。少しくらい改善に向けての動きでもあればいいのだけど、どうも年々酷くなっていってる。日○○鉄というところの下請けのさらに下請け、いわゆる孫請けという工場内でも最弱の立場。だからある程度は腹におさめて、多少の矛盾や無茶振りも耐え忍んでなんとかやってきた。

しかし、どうにも許し難いことが起こった。下請けの会社シマ○ン主導で行われた、詐欺、業務上横領、これらのことを隠蔽している事実。これを直接日○○鉄に訴えでようかどうしようかすごく迷っている。

というのも、その犯罪を犯していた当人たちは、発覚したのち特に何の罰則もなく降格、減給などもなくその犯罪で得た金銭を毎月少しずつ返せば良いという沙汰に留まった。これは日鉄にバレたくないからという理由からだろうけど、日鉄に報告してないなら返金された金はどこに?お前らも同じ穴の狢だよ。

さらに許し難いのは、詐欺発覚から程ないある日、孫請けである我々の会社の人間が事故を起こした。15年働いてきたクセはあるが真面目な人が、その事故一回で、解雇になったこと。

詐欺など働くバカが、仕事もせずにのうのうと未だに何もなかった顔でのさばっているというのに、真面目に働いていた人が事故一回で馘首。犯罪者に何の咎めも無く、真面目な労働者には厳格な処分。

なんだか狂ってないか?普段倫理観とか正義とか考える質ではないけど、流石に狂ってると思う。そういう頭のおかしい奴らの指示で仕事をしているかと思うと、自分のことも信用できなくなる。

迷うことなどないじゃないか、すぐに告発するべきだと思われるだろうけど、そう簡単な話でもない。

これを日鉄に報告すれば、まぁ孫請けの一社員の言うことだ、妄言だろうで片付けられる可能性が高い。仮に話の理解できる人が聞いて、問題になったとしたら、シ○ブンは下請けを切られるだろう。そうなると我々の仕事も無くなる可能性がある。

僕自身はもうここを見限っているから、いつここの仕事が無くなってもかまわないが、ここが無くなると困る人もたくさんいる。彼らの生活は?次の仕事は?と考えると踏み出せない。

といった状況のとき、必要なのは勇気?それとも忍耐?

 

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「トゥルーグリッド」 2010年 アメリ

監督 ジョエル・コーエン イーサン・コーエン

理不尽な理由で悪漢に殺された父。

その復讐に14歳の少女が立ち上がる。

腕利きの保安官を雇い、共に悪漢の跡を追い旅する。

少女の勇気、機転、こんなものが自分にもあればなぁ。